外科

概要・特色

  消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科および一般外科の診療を行っている。
 現在は常勤医7名(南佳秀、須藤学拓、岡一斉、尼崎陽太郎、深光岳、山本直宗、綾田亮)で診療を行っている。
 鏡視下手術も症例・疾患に応じて積極的に導入している

スタッフ紹介

南 佳秀 科長

南 佳秀 科長

昭和63年 琉球大学医学部卒業
日本外科学会 認定医・専門医

須藤 学拓

須藤 学拓

平成9年 山口大学医学部卒業
日本外科学会 認定医・専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 認定医
呼吸器外科専門医認定機構 専門医

岡 一斉

岡 一斉

平成15年 山口大学医学部卒業
日本外科学会 専門医
日本消化外科学会 専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(胃)

尼崎 陽太郎

尼崎 陽太郎

平成18年 久留米大学医学部卒業
日本外科学会 専門医
マンモグラフィ読影 認定医

深光 岳

深光 岳

平成19年 山口大学医学部卒業
日本外科学会 専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
日本乳癌学会 乳腺専門医
日本乳癌学会 評議員 

山本 直宗

山本 直宗

平成26年 山口大学医学部卒業

綾田 亮

綾田 亮

平成27年 山口大学医学部卒業

外来担当医表

外来窓口:[1階]13番 外科

平成31年1月1日より

科名
 
外科
消化器科
肛門科
乳腺外科
午前 須藤学拓
岡 一斉
深光 岳
南 佳秀
尼崎陽太郎
須藤学拓
山本直宗
綾田 亮
尼崎陽太郎
深光 岳
南 佳秀
岡 一斉
綾田 亮
乳腺外科 午前・午後
乳癌検診は予約制
深光 岳 深光 岳
  • ※外来担当表は、予告なく変更される場合がございます。来院前に必ずお電話でご確認ください。
  • ※休診予定については、お電話にてご確認ください。連絡先:083-262-2300(代表)

外科で行う腹腔鏡手術

腹腔鏡手術とは

 従来の腹部消化器手術は「開腹手術」といって、皮膚に大きな切開を加えて(約20cm)お腹を開けて、術者の目、手を使って対象とする臓器を摘出する方法でした(図1)。
 それに対し、「腹腔鏡手術」は小さな皮膚切開創に5mm-12mmの筒を数本差し込んで、その筒を通して腹腔鏡(外科用カメラ)および手術器械(電気メス、鉗子など)を差し込んで行う手術です(図2、図3)。
 わが国では1990年に導入されて以来、その低侵襲性からこの20数年で急速に普及しています。はじめは胆嚢摘出術などの良性疾患からはじまり、現在では胃癌、大腸癌などの悪性疾患にいたるまで広がり、今では標準術式の一つとなっています。

   図1:開腹胆嚢摘出術例

   図2:腹腔鏡下胆嚢摘出術例

   図3:腹腔鏡手術風景

低侵襲性とは

 腹腔鏡手術の一つのキーワードは「低侵襲性」です。低侵襲性とは一言でいえば体に対するダメージが少ないということです。具体的には、痛みが少なく、出血量が少なく、術後の回復が早く、合併症が少ないことなどが挙げられます。欠点は手術時間が長くなることです。

長期予後は

 しかし、いくら体にダメージの少ない手術とはいっても、癌などの悪性疾患の場合、生命予後を下げては何にもなりません。現在のところ、長期予後は開腹手術と腹腔鏡手術では差がないことがわかっています。つまり、腹腔鏡手術は、生命予後を落とすことなく、体にやさしい手術といえ、それゆえ急速に開腹手術にとってかわりつつあるのです。

当院での対象疾患

 当院での腹腔鏡手術の対象は、悪性疾患では胃癌、大腸癌、良性疾患ではヘルニア、胆嚢、虫垂が挙げられます。難易度の高い食道、肝臓、膵臓の手術は開腹手術で行っています。また、高度進行癌や腹部手術歴のある方は腹腔鏡手術の対象にならないことがあります。

‘単孔式’腹腔鏡手術

 腹腔鏡で手術を行うにはカメラ用、術者右手用、左手用の少なくとも3つの筒が必要です。従来であれば3か所の傷ができるところを、ひとつの傷でできないかと開発されたのが単孔式腹腔鏡手術です。単孔式手術はおへそだけに皮膚切開(2-3cm)を加え、そこから3つの筒を差し込んで行います(図4)。この手術は技術的難易度が上がるため、当院では胆嚢と虫垂の手術を対象としています。施設によっては胃癌、大腸癌まで対象疾患を広げているところもあります。写真は単孔式虫垂切除術の術後1週間目の傷の写真です(図5)。遠目にはどこが傷かわかりません。単孔式の利点は何と言ってもその整容性にあるといえます。このように、腹腔鏡手術も日々進化しています。

 図4:単孔式腹腔鏡手術

 図5:術後写真

 少しでも患者さんに負担の少ない手術が提供できるよう、われわれ外科医も日々研鑽を積んでおります。何かご不明な点がありましたら遠慮なくご相談いただければと思います。

乳腺外来

 乳がんは女性に特有のがんとして皆様に認知されている病気です。まれに男性にも発生しますが、多くは子育てや仕事で社会的役割の大きな比較的若年の女性に発生します。そのような理由から、他のがんと比較して患者さんは当然ですが、ご家族にも大きな心理的負担を強いる疾患と言えると考えます。
 乳がんの疫学としては、近年一貫して増加傾向にあり、今では一生のうちに9%の女性が乳がんに罹患する状況です。具体的には11人に1人の女性が乳がんに罹患するということですから、女性にとって非常に身近な、そして罹患に対する不安が募る疾患です。食生活の欧米化に伴い、アメリカの罹患率である7-8人に1人が罹患する状況になるまで日本でも罹患率は上昇すると言われています。
 乳がんは身近ながんとなりつつありますが、しかしながら乳がんの多くは日ごろの自己検診および40歳以上であればマンモグラフィ(乳房のレントゲン)で早期発見が可能です。また、乳がんそのものが比較的予後の良い(治りやすい)疾患のため、早期(stageIやstageIIといった局所にとどまる状態)であれば良好な5年生存率や10年生存率が期待できます。
私は日常診療では乳がん検診で受診された患者さんにいつも説明することがあります。「乳房は自分で触ることができます。ぜひ自己検診で自分の乳房の大きさ、形、硬さを手に覚えさせてください。そして、普段と違うという感覚を大事にしてください。その時は早めに受診してください」。
 ぜひ、自己検診と定期的な乳がん検診マンモグラフィを受けていただきたいと思います。
当院は山口県内では山口大学附属病院以外に唯一、日本乳癌学会乳腺専門医、形成外科専門医、乳がん認定看護師がそろう、下関医療圏のがん診療連携拠点病院です(2018年1月現在)。乳がんの診断、治療から乳房再建、そして認定看護師よるきめ細やかなフォローまで、当院で一貫した乳がん診療、治療が可能です。
 乳がんと確定診断がつくことに恐怖があり、乳房にしこりを自覚されていてもなかなか受診ができない患者さんもいらっしゃいます。それは当然のことであり、胸を見せることに抵抗を感じることも当然です。
 しかし、ほんの少しだけ勇気をもって当科を受診していただければ、あなたのお力になれることがあると思います。些細な相談でも大丈夫です。気になることがあればぜひ乳腺外来を受診してみてください。きっと乳がんに対する恐怖心や不安を払拭し、前向きなお話ができると思います。
(日本乳癌学会乳腺専門医 深光岳、形成外科専門医 佐藤史郎、乳がん認定看護師 山田由衣子)

乳房再建が実施可能

※乳房再建用の「エキスパンダー実施施設,および「インプラント実施施設」に認定されました

当院で乳がん全摘術後の乳房再建が実施できます

 乳房切除後のインプラント(人工乳房)が保険適用となり再建希望の患者さんにとって大きな朗報となっています。
 再建方法はまずエキスパンダーという皮膚を伸ばす袋を胸の筋肉の下に入れ、その袋に生理食塩水を徐々に注入し皮膚を伸展させたのち、最終的にインプラントに入れ替える方法がとられます。
 こうしたエキスパンダー挿入およびインプラント入れ替えの手術はどこの病院でも行えるわけではなく、「日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会」の定める施設認定基準を満たす必要があります。当院では実施に向けての諸条件が整い施設認定を申請していましたが、4月18日付で同学会の認定を受けました。
 詳細をお知りになりたい方は、当院乳腺外科にお問い合わせください。

  • センチネル手術

外科年度別手術件数

手術件数

  2014年 2015年 2016年
手術総数 620 608 631
全身麻酔 552 545 576
脊椎・硬膜麻酔 88 50 37
局所麻酔 10 13 18

良性疾患別手術件数

  2014年 2015年 2016年
胆石症 73 64 61
虫垂炎 26 16 31
ヘルニア 94 92 91
小児外科 30 28 26
気胸 19 18 17
その他 123 111 127

悪性疾患別手術件数

  2014年 2015年 2016年
甲状腺癌 0 3 3
乳癌 37 48 47
肺癌 50 44 50
食道癌 1 4 5
胃癌 41 52 50
結腸癌 71 80 89
直腸癌 25 24 11
肝臓癌 9 8 11
胆道・膵臓癌 11 14 6
その他悪性 8 2 6

乳がん検診

 当院では、下関市の乳がん検診を行っております。予約制となっております。
 

【対象者および自己負担額(自己負担金減免制度あり)】

下関市のHP「健康診査を受けましょう(乳がん検診)」をご覧ください。
(リンク:http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/contents/1470279424126/index.html
※乳がん検診無料クーポン券を使えます。

【検診内容】

問診、乳房エックス線検査(マンモグラフィ検査)

【予約受付時間・診察時間】

予約受付:月曜日~金曜日9:00~17:00(休診日を除く)
診察:月曜日、木曜日14:00~16:00(休診日を除く)

【休診日】

日曜日、土曜日、祝日、年末年始(12/29~ 1/3)

【申し込み方法】

外科外来受付へお電話でご予約ください。

【受診方法】

□ 初めて外科を受診される方
① 健康保険証をご持参のうえ、新患受付へお越しください。
※ 下関市の「無料クーポン」、「がん検診等対象者連絡票」をお持ちの方は併せてご持参ください。
② 受付後、外科外来へご案内いたします。

□ 外科再来の方
自動再来受付機で受付後、外科外来受付へお越しください。
※ 下関市の「無料クーポン」、「がん検診等対象者連絡票」をお持ちの方は併せてご持参ください。
※ 自己負担金減免制度については、下関市保健部成人保健課(083‒231‒1935)へおたずねください。

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