生殖医療外来・内分泌分野

 近年の女性のライフスタイルにおいて、多様な社会進出・キャリア形成・晩婚化などに伴い、妊娠を考える年齢が上昇しています。一方で、女性はいつまでも子供を産めるわけではなく、30歳を過ぎると妊娠しやすさが低下してしまいます。この生物学的に妊娠に適した時期は、キャリア形成・維持、私生活の充実などの時期と一致しており、不妊症夫婦は約10~15%にみられ、増加傾向にあると言われています。2015年には、不妊症の定義が変更され、妊娠の成立をみない一定期間が2年より1年に短縮されました。不妊治療がより身近なものになり、現在日本では年間30万件を超える生殖補助医療(ART)が行われています。
 当院生殖医療外来では、県内はもとより県外からも多数の紹介患者さんが来られ、それぞれの患者さんに合った不妊治療を提案し、より自然妊娠に近い一般不妊治療からARTまで、幅広い不妊治療を行っています。ARTについては、県内でも最も多い症例数を維持し、また、子宮鏡下手術や腹腔鏡手術についても行い、それぞれの患者さんの不妊原因に応じたよりスムーズな治療を心がけています。
 
 不妊期間が1年に満たない方でもより早期の妊娠を望まれるご夫婦や、今後妊娠を希望する時期を悩まれているご夫婦など、どなたでも当外来を受診していただき、一組でも多くの夫婦の要望に添い、より多くの元気な赤ちゃんが誕生出来るよう日々診療しています。
 診療時間は、平日午前8:30~12:00(11時までの受付)ですが、再診の方は、月曜日・木曜日の午後外来(13時~16時)での診療も可能です。ただし、ART患者さんの診療は午前中のみです。
 注射のみの来院については、診療時間以外での夕方~夜間での来院が可能です。
 その他、不明な点・ご要望があれば、生殖医療外来へお問い合わせ下さい。083-262-2300(病院代表)
 また、不妊掲示板も開設しておりますので、ご利用ください。

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