当院におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)検出事例に関するご報告(第三報)

令和5年3月17日
山口県済生会下関総合病院
病院長 森 健治
 
 令和5年2月22日(第一報)にVRE感染患者発生、3月1日(第二報)にその後の経過をご報告させて頂きました。その後についてですが、これまで当該病棟において週に1回のスクリーニング検査を継続し、かつ環境検査も適時実施しています。その結果、これまですべて陰性を確認できており新規患者の発生はありません。当該病棟においては新規入院を含め通常運用を継続しています。現時点では感染拡大はありませんが、厳重な経過観察は必要であり、病院の全職員にこれまで以上の手洗い・手指消毒を徹底し、VREの感染が起こりやすいトイレや手洗い場を清掃し、アルコール消毒回数を増やすなどの対応を継続しています。なおキセノン紫外線照射による環境消毒も当該病棟の全病室で施行・終了しております。
 
 今後も感染拡大防止に細心の注意を払いながら取り組んでまいりますので、関係医療機関、市民の皆様には何卒ご理解とご協力頂きますようよろしくお願い申し上げます。

過去の報告

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に関する質問と回答

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