当院におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)検出事例に関するご報告(第二報)

令和5年3月1日
山口県済生会下関総合病院
病院長 森 健治
 
 令和5年2月22日にVRE感染患者発生をご報告させて頂きました。その後の経過ですが、下関保健所、下関ICTによる合同会議及びラウンドを経て、これまで当該病棟における2~3回のスクリーニング検査を行った結果、すべて陰性を確認でき新規患者の発生はありません。その結果、当該病棟においては新規入院を再開しました。加えてフロア続きの隣の病棟における入院患者、当該職員のスクリーニングでもすべて陰性が確認できており、現時点では感染拡大がないことをご報告させて頂きます。
 しかしながら厳重な経過観察は必要であり、病院の全職員にこれまで以上の手洗い・
手指消毒を徹底し、VREの感染が起こりやすいトイレや手洗い場を清掃し、アルコール消毒回数を増やすなどの対応を継続しています。キセノン紫外線照射による環境消毒も予定しています。

 関係医療機関、市民の皆様にはご心配やご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。今後も感染拡大防止に細心の注意を払いながら取り組んでまいりますので、何卒ご理解とご協力頂きますようよろしくお願い申し上げます。

過去の報告

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に関する質問と回答

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