手術支援ロボット『ダビンチ』が当院で初症例を実施

手術支援ロボットDaVinci(ダビンチ)が当院に導入され、2024年5月に泌尿器科の前立腺摘出術で初稼働しました。
 
ロボット支援手術とは、患者さんの負担の少ない低侵襲の術式である鏡視下手術(胸腔鏡下手術・腹腔鏡下手術)にロボットの機能を付加したものです。低侵襲手術では小さな傷口からカメラや手術器具を挿入して手術を行いますが、視野が制限されたり操作性が限られたりするデメリットがあります。
ダビンチの特性として、
①アームの高度な関節機能
 複数の関節の関節により先端が回転・角度変更が可能なため、人間の手で出来ない動きが可能になり狭い領域や本来手の届かなかった領域で有効
②手ぶれ防止機能
 器具やカメラの手ぶれが抑えられることで、操作精度が向上
③3次元立体映像
 術野を高画質で立体的に映し出すことが可能で、臓器や血管等の視認性が向上
一方ロボット支援手術のデメリットには、臓器や血管に触った感覚がないことや緊急時の対応といったことがあげられます。これらに対しては日々のトレーニングや外科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士などの他職種で連携して対策および対応を行うことで安全性の向上に努めます。

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